日本音楽教育学会第55回大会(玉川大学)
玉川大学にて開催される日本音楽教育学会第55回大会(玉川大学)公式HPです。
当サイトにて随時情報を更新していきます。
最新情報
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第55会大会 盛況の中無事に閉会いたしました。
第55回日本音楽教育学会大会が、玉川大学にて盛会のうちに終了いたしました。 ご参加いただいた会員の皆様、研究発表者の方々、運営にご協力くださった関係者各位に心より御礼申し上げます。 本大会では、研究発表や実践報告を通じて […] -
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ホームページ情報更新について
大会ホームページの情報を大きく更新いたしました。 ぜひ内容をご確認の上、ご参加ください。 -
大会申し込み
大会申込方法について
本大会の申し込みは日本音楽教育学会HPをご覧ください。 第55回大会開催に伴う注意事項 -
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本大会 実行委員階組織について
実行委員会組織 1.玉川大学芸術学部音楽学科 専任教員(教授) 実行委員長:野本由紀夫(玉川大学芸術学部教授) 副実行委員長:清水宏美(玉川大学芸術学部教授) 事務局長:中村岩城(玉川大学芸術学部教授) 事務 […] -
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大会実行委員会委員長 野本 由紀夫より
第 55 回大会は,玉川大学で開催されることになりました。何度か会場校のご依頼がありながら 音楽校舎の改築や,学部再編や学科再編などが続いたため, 今回ようやくお引き受けすることがで きました。 昨年10月に玉川大学の常 […]
大会実行委員長
野本由紀夫より
第55 回大会は,玉川大学で開催されることになりました。何度か会場校のご依頼がありながら音楽校舎の改築や,学部再編や学科再編などが続いたため, 今回ようやくお引き受けすることができました。
昨年10月に玉川大学の常勤教員のみで実行委員会を開き, 大会へ向けての準備をスタートさせ, ほぼ内容や人選が決まってきたところです。今回の大会は, 玉川大学の附設校(K-12=小中高)の「歌に始まり, 歌に終わる」玉川の全人教育や, 教員養成を5学部の核に据えた「教育の玉川」としての開催校の特色を生かし, STEAM 教育(玉川では英語教育を付け加えたESTEAM教育といいます)やロボット工学との融合(STREAM棟があります)などの切り口で内容を検討しています。
大会実行委員会企画は,シンポジウム「音楽科教員の現状とこれからの教員養成」を予定しています。ICTどころか, いまや AI の時代となり,そもそも「芸術とはなにか」が根本的に問われている時期,これからの音楽や教育はどうあるべきか,問題意識を共有できたら,と考えています。
久しぶりの, 東京での対面実施になります。エクスカージョンとして, 本学教育博物館における「ガスパール・カサド&原智恵子」コレクションの展示や, 科学技術と音楽の融合としてのスタイ ンウェイの録音機能付き最新自動演奏ピアノ「SPIRIO | r」のお披露目演奏会も企画しています。た くさんの皆様のご参加をお待ちしております。
会場アクセス
大会概要
日本音楽教育学会第55回大会(玉川大学)
The 55th Annual Conference of Japan Music Education Society (Tamagawa University)
大会日時
2024年10月19日(土)9:30~18:00(18時以降 情報交換会あり)
2024年10月20日(日)9:30~16:40
大会実行委員会企画 基調講演
全人教育とこれからの教員養成
The Future of Teacher Education and the Role Played by Zenjin Education
小原 一仁(おばら かずひと)
(玉川大学学長)
教員不足に関して,各種報道で頻繁に取り上げられているように,すでに全国的な社会問題として広く認識されるに至った。教育の現場を「過酷で劣悪な労働環境」 とする言説が頻用され,結果,教員養成課程に在籍する学生たちの間でも通説となってしまっている。くわえて,政財界の思惑が色濃く反映された要求が学校現場に絶え間なくぶつけられていること,保護者・子供たちが大きく変質・変容していること,そして社会環境によって子供たちの生活様式も劇的な変化を遂げつつあることなども,敬遠される理由と考えられよう。
しかし,いかに少子化が止め処なく進行しようとも,教育を受ける機会を待つ子供が存在する限り教職は社会にとって欠かせないものである。そこで,教員養成機関において,どのように学生たちを教え育み,ひいては未来の教員となるように導けば良いのであろうか。教員養成機関単独の取り組みでは解消されないほどに深刻な問題とは考えられるものの,未来の教員のためにも今後より一層活発な議論と検討を重ねていかなくてはならない。
その足掛かりとして,本講演では小原國芳の著書『全人教育論』と『師道』をもとに,教員養成課程において,教員としての人格の完成をいかにして成し遂げるか,そ して,教員としての哲学(これを小原は「師道」と呼んだ)をいかにして確立させられるかについて検討したい。教員としての専門性は当然これまでと同様に求められる資質能力の一つであるが,より複雑かつ困難になる学校教育の実態を考えれば,今まで以上に教員自身の人格による子供たちの感化が求められよう。それはまさに,小原が著書のなかで声高に主張する「教育の結論としての教師論」に符合するものである。
そしてなによりも,教育の原点は人とする小原の教育思想は,これからの教員養成が克服しなくてはならない課題(専門性を担保しつつ教員としての人格の完成を目指す)に対する示唆を与えてくれる。なお,日本音楽教育学会の趣旨に照らして,当日は,全人教育における芸術とりわけ音楽教育の重要性に触れ,教員養成を通して (未来の教員としての)人格の完成を目指す上で感性の教育が欠かせないことにも言及したい。
実行委員会企画(シンポジウム)「音楽科教員の現状とこれからの教員養成:AI 時代の音楽・教育」
シンポジウム登壇者
プログラム(予定)
情報交換会
日時:10月19日(土) 18:00~
場所:玉川大学 (朔風館2階)
※お申し込みは、大会申込みと同時に申し込みいただけます。(https://sec.tobutoptours.co.jp/web/evt/55ongaku/)
※当日の参加も受け付けております。当日、会場入口で情報交換会 参加費をお支払いください。
大会アクセス
会場:玉川大学 教育棟2014 5階・6階
最寄り駅:玉川学園前(小田急線で新宿駅より 30 分, JR・小田急線町田駅の隣の駅) 徒歩5分
新宿より〈快速急行〉に乗車し、「新百合ヶ丘」にて〈各停〉〈準急〉に乗り換え(約30分)
小田原より〈快速急行〉に乗車し、「町田」にて〈各停〉〈通勤準急〉に乗り換え(約60分)
横浜よりJR横浜線「町田」にて小田急線〈各停〉〈通勤準急〉に乗り換え(約45分)
八王子よりJR横浜線「町田」にて小田急線〈各停〉〈通勤準急〉に乗り換え(約40分)
羽田空港から京急空港線に乗車し、「京急蒲田」で京急本線に乗り換え「横浜」へ。JR横浜線に乗り換え、「町田」で小田急線〈各停〉〈通勤準急〉に乗り換え(約90分)
大会申込み方法
申し込み方法:大会申込みは、日本音楽教育学会HPよりお申し込みください。